自作Waveguideスピーカーの紹介とリメイク案
久しぶりの投稿です。うかいです。昨年はコロナの影響でサークル活動がすべて停止し、何も活動していませんでした。スピーカー甲子園を観客として見に行ったくらいですかね。今年もイベント(や予算)などがどうなるかわかりません。
今年の新入生の中でスピーカー製作に興味を持っている方が数名いるそうで、スピーカー講習なるものを頼まれてどうしようかと思案しているうちに、沸々と制作意欲が湧いてきました。
なんとなく1作目のスピーカーのネットワークを弄っていたら悪くない感じの特性が得られそうだったので、あまりお金を使わずにスピーカー関連の活動を行うために、今年の活動の1つの案として以前製作したスピーカーのリメイクを考えています。
まず、現状のスピーカーの紹介をします。
※ここで紹介している軸外水平方向の特性は15 °刻みでの測定データなので、listening windowやらなんやらは正確でないので、参考までに。
次回測定する時には70点頑張ります…多分…
自作スピーカー1作目
これは私が初めて作った自作スピーカーです。エンクロージャーやSEAS EXCELのウーファーをみてなんとなく察する人も多いかもしれませんが、このスピーカーは某HPに触発されて2018年の夏に製作しました。何なら、自作スピーカーに興味を持ったきっかけも同記事でした。もともとTweeterもWaveguideは採用しておらず、SEAS T25CF001を使っていました。ただ、なんとなく高域が好みに合わず、その頃Waveguideについての話題をどこかで見たのもあってWaveguideを採用し、測定治具やら機材やらを集めて自分で測定とクロスオーバーネットワーク回路の設計をやってみようと思った次第です。
使用したユニットとWaveguideは以下の物です。
Tweeter | Usher 9950-20 |
Mid-Woofer | SEAS W15CY001 |
Waveguide | Visaton WG 148 R |
ツィーターの選定理由は、確かHiFiCompassを覗いていて安価な割に特性が中々良さそうだったことと、磁性流体入りかつFsが低くて使いやすそうだったからです。
Usher 9950-20とWG-148Rは上手くマウント出来無いので、Waveguide側を少し加工しています。
特性はこんな感じです。
クロスは2 kHzのLR4で、クロス付近でツィーター側とウーファー側の軸外指向性の繋がりがスムースではありません。当時はこれ以上うまく設計できなかったので、これで完成としていました。
リメイク案(検討中)
もう少し上手いこと設計できるんじゃないかとふと思い立ち色々弄ってみたところ、2 kHzのLR2でこんな特性が得られました。
まずまずですかね...。LR2だと金属コーン特有のピークの処理が難しいです。
このマグネシウムコーンのウーファー、個人的にはかなり好みの音なんですけどね。
2019年度の理科フェススピーカーと比較するとこんな感じ。
どちらもやはりWaveguideの特性がネックです。Waveguideとバッフルに工夫を加えたりと、その辺をリメイクするというのは面白そうです。ツィーターごと変えてもいいですね。ウーファーはどうするか...
バッフルとネットワークだけ作り直すか、エンクロージャーを含めて作り直すか等思案していますが、今年の理科フェスなどのイベント(と予算←重要)がどうなるか次第という感じですね。
最近では、垂直方向の軸外指向性なんかもかなり注目されているみたいですが、この頃はそんな事は全然知らなかったので、そのうち暇があったらこのスピーカーの垂直方向の特性も測定してみたいと思っています。
また進捗が出たら記事を更新したいと思っています。(ほんとかな?)
(2021年5月29日追記)
サークルで、オーディオ機器製作に興味があるとしていた新入生との連絡が取れないみたいです。
あー...なるほどね?(察し)